文フリ告知! 『筑波批評2011春』

6/12(日)に行われる文学フリマにて、新刊『筑波批評2011春』を発行します。
それに先出ち、6/5(日)20:00くらいより宣伝Ustを行う予定です。お楽しみに!
http://www.ustream.tv/channel/survive/

筑波批評2011春』


今回、論考は4つ。今まで出してきた筑波批評の中で最も少ないです。
ですが! ページ数はほぼいつもと同じ! 94ページ!
ということは、1本あたりのボリュームがアップ!
4本が4本とも分量たっぷりの充実したものとなっております。

実在性のきらめき 塚田憲史

巻頭を飾るは、塚田の『魔法少女まどか☆マギカ』論。
語り尽くされたかに思えるループ構造について、より大きな視点から捉え直す。
形式化と再帰性がもたらす、「実在性のきらめき」とは一体何なのか。
ディファレンス・エンジン』とカオス理論、TAS動画と疑似乱数、『記号と再帰』にチューリングマシンと、『まどマギ』論を越えてSF評論として展開される。

エリオをかまってちゃんでみるアニソンとJ-POP――「Os−宇宙人」論 島袋八起

電波女と青春男』のOP「Os−宇宙人」の歌詞分析を通して、いわゆる電波ソング的なアニソンがJ−POPの表現を超克していくことを論じる。
歌詞の意味だけではなく、音韻や音数など歌としての特徴に注目して分析し、アニソン表現の可能性をあぶり出していく本論は、新しい音楽批評の始まりを告げるものとなるだろう。
「テレパシる」は最強のエフェクターだ!
宣伝です。「Os−宇宙人」論を6月12日の文フリにて『筑波批評』に書きました - フシギにステキな素早いヤバさ

現代日本の隙間――コンビニの歴史と日本の消費空間

我々の日常生活には欠かせなくなったコンビニであるが、改めて一体何かと問われたなら、どう答えるだろうか。
その歴史やサブカルチャーの中での表現を辿りながら、コンビニという〈システム〉、〈システム〉としてのコンビニが、現代日本においてどのような機能を果たしているのかを探り出す。
『思想地図β vol.1』と第11回文学フリマ コンビニ論を書きました。 - 絶倫ファクトリー

キャラクターは呟きて何を生すか――フィクション論から見るtwitter シノハラユウキ

twitter上では、人間だけではなく架空のキャラクターもまた呟いている。「リアル東のエデン」などの試みを、ウォルトンごっこ遊び論や渡邉大輔の映像圏論と照らし合わせながら分析することで、フィクションとは一体何か、twitterにおけるキャラクターボットとは一体何かということを問い直す。
『筑波批評2011春』@第12回文学フリマ - logical cypher scape2

第12回文学フリマ

開催日 2011年 6月12日(日)
開催時間 11:00〜17:00
会場 大田区産業プラザPiO 大展示ホール・小展示ホール
一般参加方法 入場無料・どなたでもご来場いただけます
(サークルカタログ無料配布、なくなり次第終了)

筑波批評は、1階大展示ホール T−19
(参考:http://bunfree.net/?%C2%E8%BD%BD%C6%F3%B2%F3%A5%B5%A1%BC%A5%AF%A5%EB%B0%EC%CD%F7%A1%CAP-T%A1%CB

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