inf.さんありがとう!

今日も記事紹介をしていくつもりなのだけど、今日紹介する「リアル入門――ネットと現実の臨界」を書いてくれたid:inflorescenciaさんが、ゼロアカを盛り上げるためにゼロアカリングを作ってくれたので、まずはそちらから紹介します。

ゼロアカリングとつくバナー

ゼロアカリング
ゼロアカリングがあると何がどうなるかというと

  • リングアンテナで新着記事をチェック

ゼロアカ道場参戦者のブログの更新状況がチェックできます。ゼロアカリングのページを見れば、新着記事を効率的に読むことができるでしょう。ちなみに、(>)のようなアイコンをクリックするとべろりとします。

新着記事の中でも、はてなブックマークを3users以上集めた記事は、注目エントリーとしてピックアップされます。一目で宇野常寛力がわかるでしょう。

http://d.hatena.ne.jp/inflorescencia/20081028/1225156577

上記でnoir_kさんのブログにリンクしたことからもお分かり頂ける通り、実はゼロアカ道場第4関門を全体的に俯瞰できるところが、公式には用意されていません。したがって、「横のつながり」が薄いというか、見通しが悪い状況であると感じていました。

売り上げ部数が評価にかかわる以上、各同人誌の宣伝ブログを使って盛り上げていくことも重要でしょうが、パイ全体を大きくしないと限界があります。そこでゼロアカに関心を持ちはじめた人や、ひとつの同人誌に興味を持った人に向けて、ゼロアカ自体の動向がわかるようにしてみました。

http://d.hatena.ne.jp/inflorescencia/20081028/1225156577


noir_kさんのブログというと、こちらですね。
こういうのを作っていただいて、ほんとにありがたいなあと思っていますし、こちらとしてもうまく盛り上げていきたいなあと思っています。

それから、id:inflorescenciaさんには、筑波批評社を応援するためのつくバナーも作っていただきました。なんと、全6色!



ゼロアカを、筑波批評社を応援してくださるという方がいましたら、是非こうしたバナーをペタペタと貼っていただきたいと思います。

「リアル入門――ネットと現実の臨界」工藤郁子

さて、記事紹介です。
工藤さんは、blog「半可思惟」で、著作権問題を中心に、ネットと法に関する記事を書き続けている一方で、MIAUの発起人の一人としての活動も行っています。
ネットの世界は、現実世界とは別の世界か、といえばもちろんそんなことはありません。かつてそのように夢見られてきたこともあったけれど、今では確実に現実世界の一部としてネットはあります。そしてそれは、法や権力によって規制されるということでもあります。
もちろん、そのことが全て悪いというわけではない。ただ、ネットの言動というものが、否応なしに現実的な政治のレベルに影響をもたらす可能性があるということに、想像力をもっていなければならない、ということです。
この記事では、実際に、ネットと法や政治の関係でどんなことがあったか、ということに触れながら、そうした想像力への喚起を促しています。
具体的には、ダウンロード違法化問題、準児童ポルノ違法化問題、あるいは通信傍受法やレコード輸入権についてなどです。タイトルに違わず、まさに入門編ということで、聞いたことあるけど何だったのかよく分からないという方には、何が問題なのかということが分かるようになっています。また、そんなこと知ってるよという方にも、見取り図として有用ではないかと思います。
しかし、単なる入門編にとどまるというものでもありません。

本稿はMIAUのミッションについてと、MIAUの扱ってきた個々の案件がどのように繋がっているのかについて描写することを目的としている。とはいえ、多くの読者はMIAU自体に興味はないだろうし、所属組織の公式見解ではなく筆者個人の見解を述べようとしているのだから、少し別のアプローチをしてみよう。身代わり山羊の話である。
(本文より)

ブルース・シュナイアーによるセキュリティの議論と目的効果理論を援用しつつ、ネットが置かれている政治的状況について、「論壇」に憧れを持っているような人たちを挑発するというような内容で寄稿しました。

http://twitter.com/inflorescencia/status/965740175

そう、これは単なる「ネットと法」入門ではありません。挑発的な問いかけによって開かれた文章になっています。この問いかけにどう答えるかは確かに自由ですが、この問いかけを無視することはできないでしょう。